| ニレ科 | Ulmaceae | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 学名=属名+種形容語 | Celtis sinensis Pers. (1805) | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 属名の意味 (f) | L語由来: ナツメの仲間の植物を誤用したラテン語の celthis に由来 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 種形容語の意味 | 国名由来: 「中国の」 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 命名者 | Christiaan Hendrik Persoon (1761- 1836)オランダで活動した菌類学者 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 和名の由来 | 器具の柄に使われた、から説 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 分布・生育地 | 北・本・四・九、沖縄、国外:中国南部。生育地:丘陵~山地。 環境: 日照良好の湿潤な環境、河畔林樹種 |
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| 樹形 | 落葉高木、高さ20m、横に張る。樹皮: 小皮目が目立つ | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 葉 | 互生。広楕円形、先端=急鋭、縁=鈍鋸歯/全縁。左右非対称、脈=鋸歯先端まで達していない(同科のムクノキは「達している)。 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 花・受粉 | 雄性両全性同株(雄花と両性花)4月、葉と同調展開。雄花=新枝の下部、両性花=上部の葉脇につく。雄花花被片=4、雄しべ4両性花=花被片4、雌しべ1。受粉:風媒 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 果実・散布 |
核果(鳥散布):球形、秋に柿色に熟す。「武蔵野の農家にも普通の樹であったようだ。果実を鳥が食べ、種子は糞として排出されるので、芽生えがあちらこちらで見つかる」 大場秀章 |
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| 用途 | 緑化樹:漢字で「榎」とある様に、旅人に夏の緑陰を与えるため、一里塚に植栽された。 材: 器具材・薪炭材など 国蝶オオムラサキの食樹。「丹波の森公苑」はエノキを多数植栽し、「オオムラサキの里公苑」を目指しているとのこと。 |
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| 多くの昆虫が利用するエノキ | オオムラサキ、ゴマダラチョウ、アカボシゴマダラ(要注意外来生物): ★本サイト「昆虫:蝶の北上」で報告。他に、ナナフシモドキ、エノキハムシ、タマムシなど、「公園」に生息する昆虫にとって欠かせない樹木(下写真参照)。 |
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| ニレ科 新植物分類の行方 |
「公園」のニレ科: ケヤキ、アキニレ、エノキ、ムクノキがある。違いは
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| 参考図書など | ・『樹に咲く花・離弁花①』P300、崎尾 均+高橋秀男、2000、㈱山と渓谷社 ★サイト「ゑれきてる」大場 秀章 |
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両性花新枝の先につく。花柱が2裂し、すでに子房が膨らんでいる 画像:「福原のページ」©福原達人氏 |
![]() 雄花 新枝の下部につく。 花被片4、雄しべ4 画像:「福原のページ」©福原達人氏 |
![]() 花の咲く新枝 高木なので、花期は注意しないと 見逃してしまう。花期:4月中旬 区内で撮影 |
![]() 葉 縁=鈍鋸歯、左右非対称、葉脈=鋸歯先端まで達していない(同科のムクノキは「達している」) |
![]() 果実 かすかな甘みがあり鳥の大好物。落下後の発芽力すごい。 区内で撮影: 2011/11/16 |
![]() 樹皮 老木になると、枝下にシワのような横筋が入り、全体に皮目が目立つ。 区内で撮影: 2012/07/18 |
| エノキの樹形: 半円形の美樹形 | ||
![]() 樹形(1) 横に枝を張り、左右相称の本来の美しい樹形の姿を持つエノキは少ない。樹下に人がいる。野川公園で撮影:2010/10/01 |
![]() 樹形(2) エノキは「榎」と書き、緑陰をもたらすので、昔は一里塚毎に植栽され、旅人をいやしたとか。小平霊園で撮影:2013/05/22 |
![]() 樹形(3) 樹形が整った大きなエノキがあった。上写真左下にある石は「柱跡に置かれた石」のようだ。深大寺城址・水生植物園で撮影:2013/05/30 |
| 多くの昆虫を支えるエノキ | ||
![]() ゴマダラチョウの幼虫 エノキの葉を食べて成長する 区内で撮影:2011.08.10 |
![]() ゴマダラチョウ 2012年現在、成虫・幼虫を確認している。 区内で撮影:2011/08/10 |
![]() ゴマダラチョウ 羽化した直後に撮影。アカボシゴマダラに負けずに、いつまでも「公園」で生息できるよう願う。 区内で撮影:2010/10/13 |
![]() ゴマダラチョウの越冬幼虫:緑の葉上では上段写真の色、枯葉上では枯れ葉色に変化する。観察会で撮影:2012/12/02・高久晴子氏 |
![]() テングチョウ:この日、「保護区」のエノキの低木を1時間程行ったり、来たり。(14/05/28・区内で確認) 区内で撮影2012/07/18 |
![]() テングチョウ:和名の由来となった目の先の長い突起がある。上写真はかつての管理所裏で撮影した。 区内で撮影:2006/03/28 |
アカボシゴマダラの幼虫 在来のゴマダラチョウと食樹は同じで、ゴマダラチョウの生息を脅かす可能性があるとされる。。こちらは背中の突起が4対。 区内で撮影: 2011/07/06.安藤伸良氏 |
![]() アカボシゴマダラ(要注意外来生物)本サイト昆虫:蝶の北上も参照 年々増加傾向。下翅の「アカボシ」が完全な円にならないのが、中国産とのこと。最近は多く見かけるので写真を撮らなくなった。 区内で撮影:2012/08/01 |
![]() アカボシゴマダラの白化型 上写真は、2009年、「保護区」で初めて確認した際に撮影した。それ以降、毎年この白化型を春に見ているが、2012年7月にも白化型を見た。白化型になるのも中国産の特徴とか。 区内で撮影:2009/05/20 |
![]() タマムシ:エノキの高木で雌が産卵するらしい。宝石のような美しさに驚く。 (14/08/06区内で確認) 狭山丘陵で撮影:2012/09/09 |
![]() エノキハムシ 冠に「エノキ」を持つハムシ。成虫・幼虫ともエノキの葉を食べているようだ。エノキの葉の上で 区内で撮影:2010/07/07 |
![]() ヤツボシハムシ エノキの葉上で見つけた。 2012/06/22 区内でで撮影: 安藤伸良氏 |
![]() ナナフシモドキ 毎年エノキを観察していると見つけることができる。8月に8cmまで成長したのを確認した。 区内で撮影・2012/06/27 |
![]() オカモトエダシャクの幼虫:(シャクガ科)鳥の糞に擬態とか。エノキの若葉を食べていた。ニレ科だけでなく他の植物も食べるとのこと。 区内で撮影:2011.05.08 ・安藤 伸良氏 |
![]() オカモトエダシャク成虫(雌) 「蛹越冬で年1化。早春に羽化する蛾のスプリング・エフェメラルだ」 文:高久晴子氏 井の頭公園で撮影: 2012.02.22・高久晴子氏 |